教壇
2年前から母校 法政大学のスポーツ健康学部で前期「スポーツと政治」、後期「スポーツ政策論」の授業を受け持って教壇に立っている。
授業の内容はスポーツと政治の関わりについて議員時代やコメンテーターとしての経験や、一見スポーツと政治は関係がないと思いがちだがいかに関連しているかなどを理解してもらうこと、そして国民としてのスポーツの重要性などを中心に話しをしている。
最初は学生の空気がつかめず、かなり戸惑った。
授業では一方的にこちらが話しをすることがほとんどだが、学生の反応を見るとまず無反応。時々隣の学生としゃべったり、そして居眠り・・・とムカついたこともあった。
しかしオレの学生時代は授業を受ける日が週1回しか設定されていなかった上に授業に出ることも滅多になかった“野球部”時代を過ごしたので、90分の授業をじっと聴いていなくてはいけない学生の立場を考えると、まあこれはオレ自身ロクに授業を受けてないのだから、今更「お前ら、ちゃんと聴け!」とは言いづらい?!
最初の授業の前に「オレはかつて世話になった法政大学に恩返しの意味で、こうして教壇に立っている。ましてや専門の職業としてここにいるわけではない。あくまでも聴く聴かないは自由だし居眠りしても構わない。ただスポーツ健康学部の学生らしく、マナーと思いやりを持って人の話しを聴いてくれ」と言っておいた。
しかし今期100人以上の学生はよく話しを聴いてくれた。
授業で配布する出席カードに感想や質問などを書いてくるが、それを読むとしっかり授業の中身を理解しているし、要領良く人の話を聴いているなと感心する。
授業の前にはこちらもしっかり勉強していくのだから、かなり自分自身の為にもなっている。
採点は出席日数とレポートで決めると言ってあるし、その上時々ゲストを招いたりもしている。
特に選挙権を得た2、3年生には政治に係わる年代でもあるので、必ず授業の一環で国会見学の時間も設けている。参加は自由だがほとんどの学生が参加しており、国会議員時代の同僚に頼んで秘書さんらに案内してもらい、一般の見学では見られない場所などにも連れて行ってもらったり、学生にとっては政治により関心を持つ機会も与えている。
このように自由な授業内容にさせてもらっているが、かなり真面目な授業なのだ。
週1回金曜日に町田市の多摩キャンパスまで通うのは遠くて結構しんどいが、何とか頑張って学生の為に少しでも協力できればと思っている。
知人らもこの教室に来ることもある。
後期は9月後半から始まるよ!
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