学歴
世間では今、プロ野球出身者の大学院への入学云々というニュースが出ているが、最近こうしたニュースを見る度に『学歴』の意味についてふと思うことがある。
プロ野球の世界では高校出、大学出、ノンプロ出とそれぞれの出身があるのだが、高校出の人達の中には大学に行きたかったという人もいれば高校で十分という人もいる。
そしていずれ野球を辞めて次の社会(仕事)に出るのだが、そこで人それぞれ学歴に対する考え方を持つ中、勿論、野球を辞めた後、生活に余裕があるなどの条件が合えば、当然いろんな学問・勉強をすることは悪いことではない。
我々の時代は野球をやって活躍していれば高校・大学に割と易しく入学できていた。その易しさが結果的にあまり学歴について、仕事の役に立つとか何か大きな影響があるとか深く思うことはなかった。
オレは野球がやりたいが為に大学に入ったのだし、就職(熊谷組)してサラリーマンを経験し、そのうちプロ野球に運良く入れて、子供の頃から憧れていたプロ野球選手となって目標に達することが出来た。そして退団し社会に出た(球界も社会の一つだが・・・)が、その後今日まで学歴というものが重大な役に立っていたと思ったことはない。せいぜい大学野球部のOB会に出て思い出話をしたり、先輩後輩との交友を温める程度であって、まあそれはそれで良い事だと思うし楽しいが、それ以上に『学歴』というものが生きていく上で重要なこととは思えないのだ。
特にプロ野球の世界は『学歴』に関係なく立派な選手やOBがいて、十分その世界で高い評価を得ているのだから、『学歴』ではなく実績と人間性で評価される社会であるし、また社会もプロ野球選手やOBに学歴を求めてはいないと思う。
あのノムラさんもやっと学歴のことは言わなくなった!
そこで以前、プロ野球出身者で成り立っているプロ野球OBクラブ・社団法人全国野球振興会(会員約1700人)から早稲田大学人間学部eスクール特別選抜入試という推薦制度があるのでどうですか?という案内がきていたが、2007年から始まって約1700人のうち3名が受験、在学している。
入試は書類審査及び面接試験だそうだ。
そして卒業すると学士号や高校教員免許などの資格が得られるというもの。
今話題の早稲田大学大学院スポーツ科学研究科も入試試験は数学・英語・国語などという一般の受験のようではなく、書類審査と論文、面接だと思う。
一方こうしたことに対して興味もなく、社会の中で次の仕事に向っている人もいる。
年齢的なこともあるが、少なくともオレは今更大卒という肩書きはいらないし、野球を辞めて一生懸命頑張って(?)紆余曲折あり、また厳しい社会に育てられ、今日まで生きている人生の中で勉強してきたことで充分である。
もちろん人間形成や能力には満足してはいないけれど、来年4月から法政大学スポーツ健康学部の教員になって教壇に立つ予定である。
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